奥比叡の里より「棚田日詩」 | 稲架(ハサ)のある風景

2012/09/16

稲架(ハサ)のある風景

今日、先週の9日に掛けられた稲架を見に行ってきた。太陽が雲に遮られ、平尾の棚田全体が日陰になっていることが多かった。奥比叡の山々からは爽やかな風が吹き抜け、撮影していても気持ちがいい。まさに陰干し日和といった天気であった。上の写真は、時折、雲間から太陽が顔を出す瞬間にシャッターを押した。1時間ほどの撮影だったが、なぜかここに来ると、心がゆるやかにほぐれていく。

いよいよ来週の23日(日)は、この田んぼで脱穀が行われる。今でこそ脱穀は、機械によって1日もあれば充分できてしまうが、昭和30年の中頃までの手作業の時代はそうはいかなかった。もっとも当時の収穫(稲刈り)は、今よりも一月遅い10月に入ってからだった。そこから稲架に掛け天日干しした後、脱穀に入る。その脱穀が年末までの一苦労となっていた。どの家も「正月までには、なんとしても仕上げてしまえ」と大変だったらしい。

詳しくは、「平尾 里山・棚田守り人の会」のHPをご覧ください

http://oginosato.jp/moribitonokai/index.html

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仰木自然文化庭園構想 八王寺組/稲刈り・稲架掛け・脱穀・縄ぬい

9月30日(日)・10月6日(土)・10月21日(日)、上仰木の八王寺地区の棚田で稲刈りや脱穀などが行われます。この八王寺の棚田は、琵琶湖が一望できる素晴らしいロケーションの中にあります。下の写真は上仰木の棚田です。

 

詳しくは、「仰木自然文化庭園構想 八王寺組」のHPをご覧ください

http://kamiogi.jp/?cat=32

http://blog.goo.ne.jp/kamiogi