奥比叡の里より「棚田日詩」 | 雨、遅れ気味の稲刈り

2018/09/16

雨、遅れ気味の稲刈り

9月4日、台風21号は猛烈な風と雨を伴って奥比叡の棚田を襲った。多くの木々がなぎ倒され、吹き飛ばされてしまった農具小屋もあった。当然ほとんどの田んぼで、黄金の稲穂が倒された。家にいても恐怖を感じるほどの風が吹き荒れていた。

この9月に入って、晴れた日はほとんどない。毎日、何時間かは雨が降っているような気がする。いつもなら稲刈りが終盤に差し掛かっている時期である。多くの田んぼで稲刈りが遅れているようだ。

   今年は、生命の危険を感じるほどの酷暑の夏。そして、私が仰木に来て最も恐ろしい思いをした台風21号。その2日後には北海道胆振東部地震。9月の長雨も、まだ晴れない。気持ちが重い。