奥比叡の里より「棚田日詩」 | 足あと

2014/03/02

足あと

雪の吹雪く寒い日も、蝉の鳴き声に包まれた暑い日も、毎日々々、この農道の上を軽トラックが走り抜けていく。アスファルトに現れた小さなひび割れ。トラックが踏みしめる度に、少しづつ少しづつ崩れ、やがて大きな水たまりが作り出されてきた。このコーヒー缶も何十回、何百回踏みつぶされてきたのだろうか?

農業という日々の営みの足あとが、こんな形でも写っている。