奥比叡の里より「棚田日詩」 | 稲刈りが終わって

2014/10/12

稲刈りが終わって

夏は、蝉の鳴き声が頭の上から落ちてくるように響いている。今はその声もなく、足元の草むらからコオロギなどの鳴き声が優しく聞こえるだけである。既にほとんどの田んぼで稲刈りは終わり、残されているのは酒米と古代米の田んぼだけとなっている。それでも棚田では、来年の米づくりに向けた土手の草刈りや秋耕、田んぼの直焼きの作業が黙々と行われている。



  明日は巨大台風19号がやって来るようだ。いくつかの休耕田で枝豆が育てられている。その葉の黄葉が朝夕の射光線に透かされて美しい。被害がなければいいのだが・・・・・