奥比叡の里より「棚田日詩」 | 2022 | 8月

2022/08/17

残暑御見舞

7月の緑一色だった夏の田んぼも、8月に入ると少しづつ黄色味を帯びてくる。盆も過ぎて稲刈りが始まる頃、一枚一枚の田んぼの色は微妙に異なり、そのパッチワーク模様が美しい。

この日は薄曇り。赤い屋根と白壁の農具小屋が淡い朝陽の中で浮かび上がっていた。

これからそこかしこの田んぼで稲刈りが始まる。そして9月に入ると暦の上での秋となる。とはいえ、残暑はまだまだ厳しい。皆さまくれぐれもお身体ご自愛ください。