奥比叡の里より「棚田日詩」 | サクラナク

2015/04/12

サクラナク

今年の棚田でのお花見は、荒れた天候の中にあった。ほとんどが雨の日を挟んだ曇り日というあり様だった。青空のもとでのお花見は、わずかな時間しか与えられなかった。

3月末の初夏のような暖かさの中でようやく蕾を膨らませ、花開いたかと思えば冬への逆戻り。いくつかの地方では、雪まで降ってきたと聞く。この日も冷たい雨に打たれ、桜の花びらから涙の雫が落ちていた。遠くから望む「一本桜」も雨に煙られ、少し淋しそうに見えるのは私の感傷だろうか。

田んぼの方は、水路や畦の補修、土手の草刈り、田起こしや水入れで、にわかに慌ただしくなってきている。


 今月は、私の本業の方の決算月。「ちょっと気掛かり・・・私の自然体験」の続きになかなか時間が取れません。できるだけ早い時期に再開したいと思っています。