奥比叡の里より「棚田日詩」 | 奥比叡、初秋点景

2013/09/15

奥比叡、初秋点景

赤トンボ、エノコロ草、コオロギ、萩の花、紫露草、ショウリョウバッタ、彼岸花、ススキ。昨日出会った小さな秋たちである。田んぼに響く蝉の声も、最後の夏を惜しむかのようにどこか寂しげに聞こえていた。週末は台風前の晴れ日とあって、多くの田んぼで大急ぎの稲刈りが行われていた。

 

昨日の14日は、「平尾  里山・棚田守り人の会」と「リビング滋賀」の主催によって、棚田オーナーの方たちの稲刈りが行われた。昨年のように雨は降らなかったが、雲間からの陽射しも強く、稲刈りにはちょっと厳しい蒸し暑い一日だった。本当にご苦労様でした!    稲架に掛けられた稲は2週間後に脱穀されるのだが、月曜日の台風が心配である。

今日15日は、雨の降りしきる中を田んぼに出てみた。稲刈りの終わっていないいくつかの田んぼでは、水が溜まらないように溝切り作業が黙々と続けられていた。