奥比叡の里より「棚田日詩」 | 準備

2014/02/23

準備

休日に仕事の入ることが多く、久しぶりに田んぼに出てみた。今日は、そのリアルタイムな仰木の写真である。枯れたひつじ田、寒さに耐える雑木の梢、2月の冷たい風が谷を吹き抜けていく。まだ辺りは冬景色である。目の前に、野焼きされた棚田の土手が何段か積み重なっていた。茶褐色の枯野に、真っ黒に焼かれた土手はいやがうえにもよく目立つ。田植えまでには、まだしばらくの時間がある。それでも棚田では、少しづつ少しづつ、今年の米作りに向けた準備が進められていた。