奥比叡の里より「棚田日詩」 | 里の秋、山の秋

2013/11/17

里の秋、山の秋

この辺りでは「天気雨」のことを「キツネの嫁入り」と言う。こうした日は、家にいても落ちつかない。虹の出る可能性が高いからだ。季節や時間帯によって、どの辺りに虹が出るのか大体分かるので、家を出て一目散でこの小屋の所に来た。案の定、小屋と木立のすぐ後ろに青緑に光る虹の帯があった。山から空に架けてもっと高い所に出てくれるのかと思っていたら、予想外の低さだった。イメージしていた写真とは少し違うが、こうした虹も珍しく、面白い。よく見れば蓬莱山辺りの山肌に、昨日(11/12)の雪が薄く残っている。全国的に異常気象だと言われているが、私が奥比叡の里と出会った24年間の中で最も早い降雪ではないだろうか。

今日は、先週の水曜日(11/13)に撮った里の秋と山の秋をご覧ください。標高が300~500mほど違うと、秋の深まりがこんなにも変わってくる。上の里の写真は、うっすらと紅葉が始まりかけたばかりだ。下の山の秋は、今が盛りといったところ。気が付けば、シャッターを押す指が寒さでかじかんでいた。

 

 

 


 

この日は腰痛を押して出掛けたため、神経に触らないようにそろ~り・そろ~りの撮影となった。今年は秋が短いと言われている。どうしてもその旬を見ておきたかった。

今週はヘボと呼ばれるクロスズメバチのリポートの予定だったが、長時間パソコンの前に座っていられないため、後日にさせていただきます。