奥比叡の里より「棚田日詩」 | 明けましておめでとうございます

2013/01/01

明けましておめでとうございます

2年を一区切りと考えて始めた「棚田日詩」です。ようやく7ヶ月が過ぎました。この7ヶ月、これまでの6?年の間に書いてきた文章よりも更に多くの文章を書いてきたように思われます。あと17ヶ月、私の貧しい能力からすると先の遠さに少し途方に暮れています。それでも、文章を書くことによって、「ことば」を使ったからこそ見えてくる風景もあるのだということを体験をさせてもらいました。それはそれで新鮮な感動でした。

とにかくあと17ヶ月、その前に立ちはだかる?今年の12ヶ月、空元気でもいいからこの一年を頑張っていこうと思っています。今年も宜しくお願い申し上げます。そして、美味しい奥比叡の棚田米をぜひ食べていただきますことを重ねてお願い申し上げます。

 

今年もまた奥比叡の大地に豊かな恵みがもたらされることを、そして皆様のご多幸を心から願っています。

 

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柿の木が一本、寒風の中に佇んでいた。この木は、11月11日の雲の浮かぶ柿の木と同じものである。どんな力が加えられたのか、幹の途中から大きく裂けている。それでも生きて子を残そうと、毎年朱い実を稔らせてきた。その生命の力に心が揺れた。滋賀県  仰木  棚田  棚田米  里山