奥比叡の里より「棚田日詩」 | 優しい心

2015/08/23

優しい心

今日は地蔵盆。7月下旬頃から8月の初旬辺りまでは異常な暑さが続いた。盆前から少し気温が下がり、夜中は過ごしやすくなった。とはいえ、昼間の太陽は村の風景をジリジリと焼いている。歩き回って写真を撮っていると、下着まで汗に濡れ、頭がクラクラするほどだ。そんな強い陽射しを少しでも和らげようと、地藏さまの上にすだれが掛けられている。汗まみれになった私の身体の中に、人の「優しい心」が浸み込んできた。

棚田はもう黄色味を帯びている。今週から来週に掛けて稲刈りがそこかしこで始まるのだろう。


 

「ちょっと気掛かり・・・私の自然体験」は、次回で最終回の予定です。