奥比叡の里より「棚田日詩」 | サクラサク

2015/04/01

サクラサク

今日はやさしい春雨が一日中棚田を濡らしている。時折晴れ間を覗かせるが空はどんよりと重く、遠くから望む「一本桜」は開花を待つ蕾で赤っぽく見える。その大木の真下から見上げると、弾けんばかりの蕾が枝という枝に鈴なりだ。どの枝も少し重く垂れ下がっているように見えるのは気のせいだろうか。

目を凝らして蕾の中を探していると、「アッ」花が一輪!・・・・二輪・・ ・・三輪・・・・ポツポツポツと開花を始めているではないか。なぜが自然に喜びが湧いてくる。1990年からこの桜の木を見続けてきた。いろんなおじいちゃんに聞いてみると、既に「100才を越す老木」であるという人もいる。今年もご苦労様、そしてありがとう!!


「ちょっと気掛かり・・・私の自然体験」が思ったより時間が掛かってしまい、いつの間にか桜の季節になってしまいました。今日は少し息抜きということことで、「一本桜」の開花をお知らせします。奥比叡の山裾の「桜公園」は、まだ蕾のままです。それでも、ここ2~3日でほころび始めそうです。5日の日曜日は見頃になってくるのではないでしょうか。ただ予報通りだと、雨が心配です。