奥比叡の里より「棚田日詩」 | 11年目の棚田日詩

2022/05/15

どんな地域にも、その地域を象徴し代表するような風景がある。この「馬蹄形の棚田」は、ここ奥比叡の里を象徴する「顔」ともいうべき風景である。2012年5月6日、この写真を"Top page"に据えて「棚田日詩」を始めた。

11年目の棚田日詩

「棚田日詩」は、今回の更新で11年目を迎えることとなった。私と「奥比叡の里」との出会いは、当然このホームページの開設よりも古く、1990年にまで遡る。その時40才。以後ライフワークとしてこの地の農村風景を撮らせてもらうようになった。数えれば33年という時が流れている。この時間が長いのか、短いのか、自分でも良く分からない。

ライフワークと言っても、「生涯を懸けて!」というような気張ったものではない。大好きになったこの地の風景を死ぬまで撮っていたいという素朴な気持ち。写真を撮るということが何か特別なことではなく、顔を洗うのと同じように生活の一部として写真を撮っていたいという気持ち。そんな気持ちを込めて、ライフワークという言葉を使ってきた。これからもこの気持ちで写真を撮っていくのだろうと思う。

このホームページを始めるにあたっての私の思いは「はじめまして」「自然音痴の棚田日詩」「農業音痴の棚田日詩」のところで少し書かせていただいた。この気持ちは今も変わりはない。

「棚田日詩」の10年間が、ほんの少しでもこうしたことがお伝えできたのなら幸いです。

これまで閲覧していただいた全ての方々に、心からの御礼と感謝を申し上げます。