奥比叡の里より「棚田日詩」 | 心冷写真

2013/08/04

心冷写真

今年は、例年の太平洋高気圧に加えてチベット高気圧が日本列島の上空に張り出し・・・・・云々と、私にはさっぱり分からないが、やっかいな天気のようだ。先週は、山口や鳥取、島根といった中国地方、新潟などの中越地方の日本海側で観測史上例を見ない集中豪雨が襲った。被害の爪痕は深く、連日緊迫した様子がテレビに映し出されていた。ここ奥比叡の里では、時折雨を交えた曇り日が続いてきた。それでも気温は30℃を超し、何もしなくても身体にベトつくような汗が湿度の高さを物語っていた。

今棚田では、稲の穂が成長しているだけでなく、ヒエなどの雑草も勢いよく伸びて目立つようになっている。これからの収穫までの一月ほど、この雑草取りで一汗も二汗も流さなければならない。茂った稲の根元にまで顔をうずめて一本一本丁寧に刈り取っていく。見ているだけの私の方が熱中症になりそうな作業である。

気象庁によると、8月は酷暑の夏になるそうです。暑い暑い夏に先駆けて、今日の写真は雪景色にしてみました。皆様の心の中の温度を少しでも下げることができれば嬉しく思います。