奥比叡の里より「棚田日詩」 | さくら便り・・・ようやく一輪

2019/04/03

さくら便り・・・ようやく一輪

今年は雪も少なく、比較的温暖な冬であった。3月に入っても5月のような陽気の日もあり、「一本桜」の開花は例年より随分早いのではないかと思っていた。ところがこの2週間ほど、冬が戻ってきたかのような寒い日々が続いた。

下の写真は仰木から望む比良山系。昨日の比良山系には、ほとんど雪が残っていなかった。それが今日の夜中にすっかり雪山に変わってしまっていた。

それでも「一本桜」には、一輪だけの開花が見られた。もっともこの一輪は、既に数日前に蕾から花びらを出していたものである。ところが全く開く気配を見せなかったものが、今日ようやく半開きの状態になった。

 

 

今回の桜の写真は、どちらかというと開花直前のつぼみが主役。今日の「一本桜」の状態は、丁度一番上の写真と同じような感じである。開花がここまで遅れれば、小さな子供たちの入学式を「満開」の桜で迎えてほしいものである。