奥比叡の里より「棚田日詩」 | 変わりゆく里山

2023/12/31

変わりゆく里山

今日の写真は、冬枯の田んぼに輝く柿の木である。これまでならのんびりと棚田を散策し、何の用心もなしにこうした撮影を楽しんでいた。昨今の熊の出没情報は、殊にこうした柿の実の撮影に当たってはどうしても緊張を強いられるようになってくる。ここ奥比叡の里でも、いつの頃からかシカやイノシシ、熊の獣害が当たり前の里山になってきた。近い将来、そうした問題は克服されるのだろうか?  そう思うと心は少し暗くなる。

今年一年も「棚田日詩」にお付き合いいただき、感謝の言葉もありません。来る新年は、平和な一年となることを願わずにはおれません。皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

 

術後の経過も順調で、退院してから20日ほど経ちました。とはいえ、階段の昇り降りは少し怪しく、棚田を自由に歩くというにはほど遠いといったところです。リハビリに勤しんで、一日も早く田んぼの撮影を楽しみたいと思っています。