奥比叡の里より「棚田日詩」 | 2015 | 12月

2015/12/31

暮らしの中の風景

今日の写真は、今から25年ほど前、田んぼの写真を撮り始めた頃の懐かしい一枚である。紅殻(べんがら)の玄関、青い牛乳箱、風雪の中で読みづらくなっている表札、小さな熊手、針金のハンガーと黄色の洗濯バサミが一つ、ひび割れた玄関ガラスに貼り付けられたテープなどなど・・・・そして小雪の舞う一日だった。

農家の軒下のこの点景になぜ心惹かれたのか?  デザイン的にも面白く思ったのかも知れない。しかし何よりも、人の暮らしと伴にあるこれらのモノたちが何とも可愛いく、愛おしく感じたからである。このモノたちは、この家の人たちの経てきた時間、暮らしの一片を語ってくれているようでもあった。

 


 

久しぶりの更新となってしまいました。年末商戦の中、落ち着いてパソコンに向かう時間が取れずに今日まで来てしまいました。今ようやく、今年最後の仕事を終え、この「棚田日詩」に向かっているところです。途中になっている「ちょっと気掛かり・・・」が、本当にちょっと気掛かりになっています。普段考えていることを文章にするだけですから、そんなに時間は掛からないのですが、いざ更新し、皆様に見ていただくとなると、やはりじっくりと落ち着いた時間が必要となります。来年の早い時期に最終章に至りたいと思っています。


 

前回お知らせした「大津通信」に、私の琵琶湖の写真が載っています。「大津通信」を主催する茂呂君から「琵琶湖の写真はないか?」との問い合わせに応えたものです。ところが琵琶湖は、全くと言ってもいいほど撮っていないのです。ただ運よく今年は、写友と一緒に琵琶湖の撮影に出掛けたものがありました。その中の2枚が下記のURLに使ってもらっています。一枚目の写真は、抽象的で何やら分かりづらい写真だと思います。これは、比叡山に沈みゆくこの日最後の夕陽が湖面に漂い燃えているところです。2枚目の写真は、夕暮れ時、流木に立つカラスが哲学的な思索をしているように見えたものです。

http://otsu-yoimachi.blogspot.jp/2015/12/blog-post.html

http://otsu-yoimachi.blogspot.jp/2015/12/blog-post_55.html

 

* 1月24日をもって、「大津通信」は閉鎖されました。上記のアドレスでは見れなくなりましたので、下記にアップしておきます。

 




 

 今年も一年間「棚田日詩」にお付き合いいただき、心からの感謝と御礼を申し上げます。

来る年も、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

本当にありがとうございました!!!